ハウスクリーニングの資格とは|いつもの家事をお仕事に!

近年、共働き家庭や単身世帯の増加により、家事代行サービスの需要が増えています。その市場規模は年々拡大し、この業界でも働き手不足が叫ばれています。

ここでは家事代行のお仕事に活かせる資格の中でも特にお掃除に着目し、ハウスクリーニングの資格の種類、概要、取得方法等について紹介します。

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掃除の資格でお仕事ができるの?

家事代行のお仕事は日々の生活で培った家事スキルを活かすことができるため、資格がなく未経験でも比較的働きやすいのですが、「家事をしてくれる人」と「して欲しい人」を直接マッチングする新たなサービス形態の登場により、さらにその傾向が強まりました。こうしたCtoC形態の働き方では、自分のプロフィールに記載できる資格の有無で、依頼量に大きく差が付く可能性があります。

家事代行については、以前は敷居の高さから利用率が伸び悩んでいたのですが、近年はライフスタイルの変化や大ヒットドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」や「家政夫のナギサさん」の影響もあり、依頼する側のハードルが下がったようで、利用率は向上しています。したがって、家事代行のお仕事は今後もかなり需要が高いといえるでしょう。

また、家事代行というと、炊事・洗濯・掃除全てできるオールマイティーな人材が求められると思いがちですが、ニーズが多様化した現代では「料理だけ」「掃除だけ」といった1つの要素に限定した依頼も少なくありません。

特に掃除のサービスは料理と並び大変人気なため、ハウスクリーニングの資格があれば、お掃除のプロフェッショナルとして十分活躍することができるでしょう。

資格の種類は?

家事代行業で活用できるお掃除の資格には、公的資格民間資格があります。特に民間資格はハウスクリーニングアドバイザーをはじめ、種類が豊富なので、まずはどの資格を取得したいか決めることが必要です。

費用にも1万円〜7万円とばらつきがあるため、サイトを調べたり、資料請求を行ったりして、自分に合った資格を見付けましょう。

公的資格

ハウスクリーニング技能士

https://housecleaning-kyokai.org/index.php

技能検定制度で認定された、一般家庭のお掃除の資格唯一の公的資格。注意したいのは、受験資格に実務経験が3年必要である点です。

民間資格

1. クリンネスト

https://www.minimaid-academy.jp

5つのメソッドを習得することで、時短で効率的な掃除が身に付きます。1級に合格すると「お掃除スペシャリスト」と名乗れるようになり、掃除のプロとして活動できます。

2. ハウスクリーニングアドバイザー

https://www.nihonsupport.org/sumaishikaku/housecleaning

どこで何を使うかといったプロの道具の扱い方や状況に応じた最適な掃除方法が身に付きます。資格取得後は講師としても活動できます。

3. クリーニングインストラクター

https://www.jpinstructor.org/shikaku/cleaning/

水回りのしつこい汚れの落とし方や庭の害虫対策まで幅広い掃除の知識が身に付きます。資格取得後は講師としても活動できます。

学習方法

独学で取得することも可能ですが、ハウスクリーニング技能士以外は過去問が公開されていないため、対策が練りにくいようです。

それでも独学で取得したい!という方はこちらの本等を参考にしてはいかがでしょうか?

こちらは掃除能力検定のテキストですが、お掃除に関する基礎知識を網羅できます。

通信教育では、ユーキャンSARAスクールジャパン諒設計アーキテクトラーニングなどが講座を開設しています。個人差はあるものの、2〜6ヶ月ほどで取得できるようです。

独学に比べて料金は高くなりますが、自分だけでは自信がない!という方は通信教育がおすすめです。

試験内容

公的資格と民間資格で試験内容が大きく異なります。

公的資格

五肢択一法のマークシート方式学科試験と、ステンレスの油汚れ落としやフローリング床のキズ補修といった、7つの課題からなる実技試験が課されます。

年に1回の開催のため、受験のチャンスが少なく、会場も仙台、東京、大阪、福岡の主要都市4会場のみのため、地方の方は交通費がかかってしまうのが難点です。

民間資格

内容については各サイトに詳細が記載されていますが、様々な掃除の知識を問われます。どの資格も在宅試験が基本のため、自宅でリラックスした状態で受験することができます。

2ヶ月に1回もしくは随時試験を行っている資格が多いため、自分のスケジュールに合わせて受験ができるのが嬉しいポイントですね。

合格率・難易度

資格が多数あるため、難易度にも幅があります。公的資格は学科試験の合格率は80%〜90%と高いものの、実技試験が鬼門のようで、最終的な合格率は30%前後となっています。一方、民間資格はどれも難易度は高くないようで、比較的容易に取得できそうです。

資格取得者の口コミ

ゆみいさんは整理収納アドバイザー1級に続き、クリンネスト1級の資格も取得! お掃除系の資格をいくつか取得されている方は結構いらっしゃるようです。

ハウスクリーニングアドバイザークリーニングインストラクターの資格を持つ冬月みぃなさんは、資格を生活に活かして充実した日々を送っています。

また、芸能人の中にもお掃除の資格を取得する方も! 

アイドルグループBOYS AND MENの土田拓海さんはハウスクリーニングアドバイザーとクリーニングインストラクターを。同じくアイドルグループJuice=Juiceの金澤朋子さんはクリンネスト1級をそれぞれ取得しています。

まとめ

掃除は誰もが行っている家事の一つですが、資格があればプロとして仕事にすることができます。また、ハウスクリーニングの仕事自体は資格がなくても就職はできますが、資格をもっていることによって、有利な条件の就職先を選ぶこともできるかもしれません。

そして何より、きれいになることが嬉しい!人にも感謝される素晴らしいお仕事です。

専門的な勉強が必要な資格は少しハードルが高い!でも、在宅で何か資格を取ってみたい、主婦主夫のスキルを仕事にしたい!と思う方は、検討してみてはいかがでしょうか。

https://college.coeteco.jp/blog/archives/690/

https://college.coeteco.jp/blog/archives/664/

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