お片付けの悩みを解消!|整理収納アドバイザーの資格とは

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海外でもブームになっている片づけコンサルタントの「こんまり」こと近藤麻理恵さんや、必要最低限の物しか持たないミニマリスト、断捨離の流行など、近年、世間では片づけや整理整頓への関心が高まっています。

人気ドラマ『私の家政夫ナギサさん』に多くの共感の声が寄せられたことからも、家事の中でも片付けは大きな問題であることが分かります。

整理収納アドバイザーは、物や部屋が片付かないという悩みの原因も考えていきます。資格を取ることによって、整理収納の知識が身に付くのはもちろん、片付かない……という問題を根本から解決し、快適な空間を作り出していけるのです。

この記事では、整理収納アドバイザーの資格、概要難易度等を紹介していきます。

<後編>整理収納アドバイザーの試験概要や学習方法はこちらから↓

試験内容と学習方法をチェック|整理収納アドバイザーの資格とは
世界的に有名な存在になった片づけコンサルタントの「こんまり」こと近藤麻理恵さんや、必要最低限の物しか持たないミニマリストの出現、断捨離の流行など、近年、世間では片づけや整理整頓への関心が高まっています。人気ドラマ『家政夫のミタゾノ』が幅広い

整理収納アドバイザーとは?

整理収納アドバイザーは、どうやって整理をするかという基本的な考え方、日常使える具体的な整理の方法や収納のコツを、実際の例を見ながら学んでいきます。

収納の達人としてテレビで活躍している、収納王子コジマジックさんやタレントのDAIGOさん等の有名人も取得しているため、整理・収納系の資格の中では比較的知名度が高く、取得者も多い人気の資格です。実際にテレビや雑誌で収納術を紹介しているのは、整理収納アドバイザー資格の取得者である場合が多いです。

整理収納アドバイザーは3級~1級まであり、1級を取得すると整理収納のプロフェッショナルとして活動することができます。

どんな仕事ができるの?

近年、ニーズが高まっている家事代行サービスでの活躍が期待できます。実際に、最近主流になりつつある、サービス利用者がサービス提供者を直接指名する家事代行サービスのマッチングサイトでは、整理収納アドバイザーの資格を持った方が多数活躍しています。「収納」のサービスは需要が高く、プロフィールに記載できるこの資格は顧客獲得の大きな強みになります。

この他にも、講師やインテリアコーディネーター、収納術に関する記事を書くライターとして活躍する方もいらっしゃいます。

一見すると、直接仕事に結びつかないような気もする資格ですが、元から持っているスキルと組み合わせる等、工夫次第では幅広く仕事に活かせる資格といえるでしょう。

受験資格

3級と2級には年齢・学歴等の受験資格はありません。誰でも受験することができます。

準1級と1級には受験資格があり、準1級の場合は2級1級の場合は準1級の取得が必要です。

日程・会場

級によって開催頻度が異なります。自分の受験する級を決めたら、詳しい日程は公式サイトで確認しましょう。

【公式】ハウスキーピング協会
【ハウスキーピング協会公式サイト】では「整理収納アドバイザー2級」を始めとして、整理収納の考え方・コツを学べるさまざまな資格講座をご用意しています。

会場は受験する級によって異なります。

3級~準1級の認定講座

  • 全国の主要都市の会場
  • オンライン(Zoomなどを利用)
  • Web(eラーニングシステムを利用)※2級・準1級のみ

好きなときに動画で学べるWEB講座は2級と準1級のみですが、オンライン講座はすべての階級に用意されています。自宅で受講できるのは嬉しいですね!

上の級になればなるほど先の日程まで受付が終了しており、予約が取りづらいようです。

1級1次試験

講座で学んだ知識を問う学科試験で、以下の2パターンがあります。

  • 全国の主要都市の会場(マークシート形式の筆記試験)
  • 全国のテストセンター(コンピューターを使ったCBT試験)

CBT試験を選択すると、テストセンターでの受験になるため、自分の都合に合わせて受験日を選択することができます。

1級2次審査

2023年2月27日の試験より、1級の2次試験が「2次審査」と名称を改め、内容と形式が変更(詳細は後編を参照)されました。

整理収納に関する実技を問うという点では同じですが、以前の「研究発表資料提出後、口頭試問を受ける」ものから「面談を受けた後、ファシリテイト体験報告書を提出する」ものへと変わり、開催形式は以下の1パターンのみとなっています。

  • オンラインZoom(自宅でZoomを利用して面談)

Zoomでの面談日は、提示された候補日時から希望の日時を選択可能。ファシリテイト体験報告書は、面談後30日以内にメールに添付して指定の宛先に提出することになっています。

合格率・難易度

特定非営利活動法人ハウスキーピング協会によると、合格率は2級100%1級1次試験80%・2次審査95%。1級2次の合格率は旧試験の80~90%より高くなっています。

全体的に合格率はかなり高めなため、整理収納アドバイザーの難易度は低いようです。

気になる合格ラインは、1級1次試験・2次審査どちらも70%。しっかり勉強すれば、十分合格が狙えますね。

まとめ

整理収納アドバイザーは少し費用が掛かるものの、実生活で役立つ整理整頓・収納術を身に付けることができ、工夫次第で資格を仕事に繋げることもできます。

また、外出自粛要請の影響で在宅時間が増加している中、普段できないような大掃除に精を出している方も多いかと思われます。

快適なおうち時間を過ごすために収納について勉強したい!片付けのストレスを減らしたい!資格を取って家事のスキルをお仕事にしてみたい!という方は取得を検討してみてはいかがでしょうか。

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