高等学校卒業程度認定試験とは?試験科目や学習方法を解説

関ジャニ∞の横山裕さんや大倉忠義さん、女優の真矢ミキさんや知念里奈さん、スキージャンプの高梨沙羅さんといった芸能人・著名人の方も多く合格している高等学校卒業程度認定試験通称・高認

高校を卒業しておらず、大学などの高等教育機関の受験資格がない方が進学を目指す場合、高認に合格することが進学への突破口となります。

この記事では、高等学校卒業程度認定試験の試験科目学習方法口コミなどを紹介していきます。

試験の実施目的や難易度はこちらから

https://college.coeteco.jp/blog/archives/2836/

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試験科目

出題形式は択一式のマークシート方式です。

科目は6教科8科目(選択によっては最大10科目)あります。必修科目選択必修科目があるので、どのパターンで受験をするか決めておく必要があります。

教科科目必修パターン
国語国語必修
地理歴史世界史A、世界史B
日本史A、日本史B
地理A、地理B
世界史はどちらか1科目必修

日本史と地理のうち1科目必修
公民現代社会
倫理
政治・経済
①現代社会のみ1科目
or
②倫理、政治・経済の2科目
数学数学必修
理科科学と人間生活
物理基礎
化学基礎
生物基礎
地学基礎
①科学と人間生活+他4科目のうち1科目の計2科目
or
②科学と人間生活以外の4科目のうち3科目
英語英語必修
文部科学省HP、試験科目・合格要件・出題範囲を参考に作成

8科目はちょっと多いな…と思う方もいるかもしれませんが、高認は科目合格が認められています。

そのため、一度に全ての科目を合格する必要はありません。いくつかの科目を次の試験日程や別の年度に回し、数回に分けて受験することで、1回の受験勉強の負担を軽くすることができます。

学習方法は?

独学

高認は高校卒業程度の学力を認定する試験ですが、実際に出題される範囲は大学受験のような高校で行う学習全範囲ではなく、高1レベルに留まります。そのため、教科書で地道に勉強するより、出題範囲だけを網羅している市販のテキストで勉強した方が効率的です。

参考書や過去問など高認のテキストはたくさん出版されているため、自分に合った物を選びましょう。

高校どころか中学レベルからあやしいかも…という方は、思い切って中学校の範囲の勉強から始めましょう。回り道のように思えますが、基礎を固めてからの方が先の勉強がスムーズに進みます。

独学の口コミ

独学で合格されたyotaさんはブログで、自分の学習体験を語っています。

僕の場合は、ダラダラとやっていたので合格まで一年くらいかかってしまいましたが、ガッツリやれば半年くらいでも合格できると思います。

高校中退とかの方は免除できる科目などもあるので、そういう場合はさらに早く合格できるでしょう。

やる気さえあれば誰でも合格できる試験なので!頑張って下さい!

https://yota-28351.com/dokugaku-kouninshiken

Lv3×dreambeerさんも独学で高認に合格したことを振り返っています。

通信教育・予備校

そうはいっても自分だけだと自信がない…という方は、通信教育や予備校がおすすめです。

通信教育だと、ユーキャン四谷学院(通信)LEC東京リーガルマインドJ-Web Schoolなど。予備校だと、四谷学院(通学)河合塾COSMOJ-Schoolなど。

価格は講座や科目数によって約3万円~約15万円(通信)、約2万円~約80万円(通学)など幅があり、自分に合った講座を探すことが重要です。

この他にも、中央高等学院わせがく高等学校といった通信制高校のサポート校を利用し、科目履修制度を併用して全科目合格を目指すという方法もあります。

とはいえ、通信教育や予備校はきめ細やかなサポートを受けられる代わりに、どこを選んでも独学より多くの費用が掛かってしまいます。今の自分にはどんなサポートや情報が必要なのか、高認合格が目標なのかその先の大学受験までが目標なのか、といったことなどをよく考えてから選ぶといいと思います。

まとめ

高校卒業程度の学力と謳ってはいますが、実際は中学~高1レベルの学力で合格できる高認。科目数が多い点は他の試験よりもやや大変ですが、合格はさほど難しくありません

また、中卒の生涯賃金と高卒・大卒の生涯賃金は大きな幅があります。自分の可能性を広げるためにも高認は役立つことでしょう。

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