現在、日本では側弯症に対する保存療法の分野はとても遅れています。
現実的にコブ角を改善しようと思ったら手術による観血療法の選択を余儀なくされてしまうのが現状です。
しかし日本以外に目を向けると側弯症への手術に頼らない保存療法は確かなエビデンスを持ち存在しています。
その中でも最も信頼されているのがドイツで生まれたシュロス法というものです。
このスクールを開設したのはより多くの方にその存在を知ってもらい、する必要のなかった手術や不安を抱える側弯症の患者さん、そのご家族を少しでも減らすことが出来たらという思いがあるからです。
残念ながら冒頭申し上げた通り、日本では側弯症の保存療法の分野はとても遅れています。
基本的な医療水準や社会インフラは高いため学校の健診などで早期に発見することは出来ますが、発見しても出来ることがなく経過観察という名のもとに放置されてしまい、みすみすその後の進行を許し病院で「手術しかない」といわれてしまうというケースがとても多いです。
私はこのような現状をいち早く変えたい、側弯症でお悩みの方になるべく早く効果的で信頼性の高い保存療法を届けることが出来たらという思いでこのスクールを立ち上げました。
側弯症は早期に適切な保存療法を施せばほとんどのケースで手術をする必要はありません。
そのために今すぐ取り組める効果的な保存療法が普及することを願います。