私が勉強を始めた頃、欽天紫微斗数に関する資料は非常に少なく、独学ではなかなか理解が進みませんでした。そのため、台湾の複数の講座を受講し、本場の解釈を学ぶことにしました。すると、日本で広まっている紫微斗数の情報と大きな違いがあることに驚かされました。
 
日本の資料の中には、「B-Bだから良くない」などと断定的な解釈が多く見られますが、実際にはそう単純なものではありません。欽天紫微斗数では、「自化」のある星は、それぞれの本質と組み合わせた上で、その影響を読み解くことが重要です。つまり、単なる吉凶判断ではなく、星の持つ性質を理解し、自化によってどのような変化が生じるのかを考える必要があります。
 
そのためには、各主星の基本的な性質をしっかりと学び、さらに生年四化が加わったときの意味を深く理解することが欠かせません。これらの知識があって初めて、命盤を総合的に判断し、実際の人生に活かせる鑑定ができるようになります。
 
欽天紫微斗数は、単なる運命の吉凶を占うものではなく、個々の特性や運気の流れを的確に捉え、自分の人生を主体的に切り開くための道しるべです。私自身も学び続ける中で、その奥深さに魅了され、多くの方に正しい知識を伝えたいと考えるようになりました。
 
これから学ぶ皆様と一緒に、欽天紫微斗数を深く理解し、実際に命盤を読めるようになりましょう。しっかりと基礎を固め、一つ一つの命盤を丁寧に読み解く力を養うことで、自分自身や周囲の人々の人生に役立てていけるようになるはずです。
 
一緒に学びながら、欽天紫微斗数の本質を掴み、実践できる力を身につけていきましょう！