キャリアコンサルティングとは | きっとある! 新しい自分の能力を発見しよう

新型コロナウィルス感染症の感染拡大は、新卒者の採用活動にも大きな影響を与えており、過去最大の赤字となった企業も多くなっています。

飲食業、宿泊業など事業内容の大幅な見直しを迫られた業種では、自宅待機や時短勤務となったり、職を失ったりした方もいます。新型コロナウィルス感染症への対策のため業務内容が見直されたり、変化した方も多いです。業務内容が変わらなかった場合でも、在宅勤務やオンライン会議・商談が増えるなど働く環境は様変わりしています。

コロナ禍で私たちの生活は大きく変わり、現在の仕事を続けることや希望の仕事に就くことを見直さざる得ないケースも出てきました。今後どこでどのように働くべきか、キャリアはどのように積み上げていくべきか、どんな技術を身につけるべきか、自分にはどんな能力があるのか考え直してている方も多いでしょう。

働くことやキャリア、自分の能力を見直したい時に頼りになるのが、キャリアコンサルティングです。この記事では、キャリアコンサルティングの内容と受け方について紹介します。

キャリアコンサルティングとは

厚生労働省は、キャリアキャリアコンサルティングについて以下のように説明しています。

「キャリア」とは、過去から将来の長期にわたる職務経験やこれに伴う計画的な能力開発の連鎖を指すものです。「職業生涯」や「職務経歴」などと訳されます。

「キャリアコンサルティング」とは、労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、助言及び指導を行うことをいいます。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/career_consulting.html

働くことは、自分らしく生活することや自己実現に大きな影響を与えます。より良い働き方を目指すためにキャリアコンサルティングを受けることは、就職・転職など短期的な目的達成だけにとどまらず、相談者がより自分らしく充実した人生設計をするための大きなサポートになります。

キャリアコンサルティングでは、就職・転職活動についてやスキルアップ・キャリアアップ・キャリア構築だけとどまらず、仕事と家庭の両立、セカンドキャリア、仕事へのモチベーション、人材管理やリーダー職としての心構えなど、働くことに関するさまざまな悩みを相談できます。

キャリアコンサルティングを受けた相談者の約9割が「役に立った」と答えており、「仕事に対する意識が高まった」「自分の目指すべきキャリアが明確になった」「自己啓発を行なうきっかけになった」「上司・部下との意思疎通が円滑になった」などの効果がありました(厚生労働省「平成29年度能力開発基本調査」より)

より良いキャリアコンサルティングのために

キャリアコンサルティングでは、まず相談者が自分のことを話して、能力適性関心など自分自身のことを深く知るためことから始まります。現在行っている仕事や目標としたいキャリアパスについて理解して、相談者自身が今後のキャリアプランを構築することを目指します。

キャリアコンサルティングは2016年に誕生したキャリアコンサルティングをおこなう専門家の国家資格であるキャリアコンサルタントによって行われます。

キャリアコンサルタントの質問に答えるなかで、自分自身を客観的に見つめなおすことができるでしょう。キャリアコンサルタントは、相談者のキャリアの良し悪しを評価する立場ではありません。キャリアコンサルティングを受ける際は、安心してなんでも正直に話しましょう。

キャリアコンサルタントはキャリア形成やスキルアップのために有益な情報を提供してくれますが、教えてもらおうという受け身の姿勢でなく、自分のことを話すことで自己理解を深め、キャリアプランを自分自身でつくろうという主体的な気持ちが大切です。

こちらはキャリアコンサルタントの資格取得方法を紹介する記事ですが、キャリアコンサルタントの仕事内容についてもよく分かります。

キャリアコンサルタントとは|働く人を支援する注目の国家資格
キャリアコンサルタントは、働く人を支援しキャリアアップをサポートする専門家として、2016年から国家資格に認定された注目の資格です。今は、政府の進める「働き方改革」によって働き方が多様化し、自分自身でキャリア形成していくことが求められる時代

キャリアコンサルティングを受けるには

キャリアコンサルタントや専門企業など有料サービスに依頼すれば、キャリアコンサルティングいつでも受けることができます。その他に、無料でキャリアコンサルティングを受けられる方法を紹介します。

在職中の方

キャリア形成サポートセンター

厚生労働省から受託して株式会社パソナが運営するキャリア形成サポートセンターでは、在職の方を対象にキャリアコンサルティングを行っています。

全国のキャリア形成サポートセンターでの対面、またはオンラインでキャリアコンサルティングを受けることができます。費用は無料です(国の予算の範囲内で実施するため、対象の条件などがあります)。

詳細・お申し込みは、キャリア形成サポートセンターのウェブサイトをご覧ください。

https://carisapo.mhlw.go.jp/icc/

※後述の専門実践教育訓練給付金や特定一般教育訓練給付金の支給申請のためのキャリアコンサルティングは、キャリア形成サポートセンターでは受けることができませんのでご注意ください。

人材紹介会社、人材派遣会社

人材紹介会社や人材派遣会社に登録して求職・転職活動を行なう場合にも、登録時や活動時にキャリアコンサルティングを無料で受けられる場合があります。多くの会社で回数や時間が設定されていますので、登録する際に確認しましょう。

企業内

お勤めの会社でキャリアコンサルティングを受けられる場合があります。働き方改革が進められるなかで、企業内人材育成推進助成金などキャリア形成を後押しする制度も登場し、従業員がキャリアコンサルティングを受けられるようにする企業も増えています。お勤めの会社の人事部門に確認してみましょう。

求職・転職活動中の方

ハローワーク

働くために学んだ費用の一部が国から支給される教育訓練給付制度である、特定一般教育訓練給付金と専門実践教育訓練給付金を支給申請するためには、ハローワークでキャリアコンサルティングを受けてジョブカードを作成する必要があります。このため、ハローワークで通常行われている職業相談とは別に、キャリアコンサルティングを無料で受けることができます。

教育訓練給付制度についてはこちらで紹介しています。

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ジョブカードについては、こちらで紹介しています。

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キャリアコンサルティングはハローワーク内ではなく外部に委託されていることが多く、予約がなかなか取れない、申し込んでから実施されるまで時間がかかることがあるようです。実際にキャリアコンサルティングを受けられるまでどのような流れになっているか、事前に最寄りのハローワークに確認しましょう。

実際に受けた職業訓練の体験を紹介しているぽんさんも、余裕をもって早めにキャリアコンサルティングを受けることをお勧めしています。

まず、キャリアコンサルティングを受けるために予約を入れます。時期にもよるかもしれませんが、私の時は予約が結構入っていて、すぐには受けれませんでした。最初の予約が2日後に決まり、ついでに2回目・3回目の予約を続けて入れることになります。

訓練の募集期間の終了が迫っている人は気を付けてください。キャリアコンサルティングで時間を取られる可能性があります。

http://weblog-3po.com/post-16/

人材紹介会社や人材派遣会社に登録して求職・転職活動を行なう場合にも、登録時や活動時にキャリアコンサルティングを無料で受けられる場合があります。多くの会社で回数や時間が設定されていますので、登録する際に確認しましょう。

学生

大学、短大、専門学校や高校の就職課やキャリアセンターなどでは、求人情報を紹介するだけでなく、学生向けにキャリアコンサルティングも実施しています。多くの場合、無料で行っていますので、通っている学校の担当部署を確認しましょう。

まとめ

働くことはお金を得るため、生きていくために必要なことでもありますが、それだけにとどまりません。私たちの生活の中で働く時間は多くを占めており、働くことは自己実現、自分らしく過ごすためにも大きな意味があります。

より満足できる働き方や新たな自分の能力を見つけるために、キャリアコンサルティングを受けてみませんか。

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