思い立ったら「マナパス」へ!|社会人の学びを応援する文部科学省のポータルサイト

リカレント教育やリスキリングの必要性が叫ばれる昨今。

「就職・転職に役立つ資格を身につけたい」「今の仕事で必要な知識・スキルをアップデートしたい」「知らない分野について学んでみたい」……こんな思いから学び直しを決意したものの、何から手をつけたらよいかわからず立ち止まってしまうことも少なくないようです。

そんなとき、まずアクセスしたいのが、社会人の学びを応援するポータルサイト「マナパス」。大学・専門学校などの社会人向け講座や支援制度など、学び直しに関する情報を簡単に探すことができます。

随時、機能やコンテンツの充実が図られ、使いやすく進化を続けている点も見逃せません!

ここでは、マナパスの運営元である文部科学省 総合教育政策局 生涯学習推進課の川島志月氏にいただいたコメントを交えながら、同サイトの特徴や活用法をご紹介します。

「マナパス」とは?

社会人の学び直し情報を幅広く発信

マナパス」とは「学びのパスポート」の略で、社会人の学び直しに役立つ情報を提供するポータルサイト。

2018年に内閣府が公表した調査で、社会人の学びにおける課題として「プログラムの充実」「費用負担」「時間の確保」とともに「情報アクセス」があげられました。これを受け、文部科学省が2019年にマナパスを開設し、2020年4月より本格的に運営をスタートしています。

当初、実装されていたのは大学・専門学校を中心とした社会人向け講座の検索機能のみでしたが、コロナ禍で学びのニーズが変化し、リカレント教育の推進に向けた国の施策も増える中、 さまざまなコンテンツや機能の充実が図られてきました。

掲載講座数も増え、2022年6月末時点では大学・専門学校の社会人向けプログラムを中心に約5,000の講座を紹介。社会人や企業のニーズに応じた実践的・専門的なプログラムを認定する「職業実践力育成プログラム(BP)」、就職・転職につながる短期プログラムを認定する「就職・転職支援のための大学リカレント教育推進事業」(2021年度実施)など、文部科学省の施策に関連した講座も掲載されています。

関連サイトとも連携して有益情報を提供

また、厚生労働省の職業情報提供サイト(日本版O-NET) 「job tag」、経済産業省のデジタル人材育成プラットフォームポータルサイト「マナビDX(デラックス)」、東京都の学び直しをサポートするポータルサイト「東京リカレントナビ」、内閣府の就職氷河期世代支援ポータルサイト「ゆきどけ荘」など、関連サイトとの連携も進められています。

「例えば、マナパスの講座・課程詳細ページには就職を想定する職業・職種を載せているのですが、そこからjob tagの職業詳細ページにアクセスすることができ、その講座で学んだことがどのような職業につながるのかをイメージしやすくしています。今は一部の講座にとどまっていますが、より多くの講座に広げていく予定です。このように関連サイトとも相互に情報を提供しながら、マナパスをより使いやすく進化させていきたいと考えています」(川島氏)

こうした幅広い情報提供は、官公庁が手がけるサイトならではの強み。大学のマナパスに対する認知度は2020年12月時点 で49.9%へと上昇し、PV数は1日あたり3,000ほど、月間では10万を超えるまでになっています。

個人・企業を問わず活用できるサイトに

社会人が意欲的に学び直しに取り組み、スキルアップやキャリアアップにつなげていくためには、勤務先での学びに対する理解やサポートも必要です。

産業界でもリカレント教育の重要性は認識されてきていますが、企業がリカレント教育を進めるにあたっては「適切な教育プログラムが見つからない」という指摘や、「ポータルサイトでの情報発信」を求める声が寄せられています。

そこでマナパスでは、学び直しによる社員の人材育成を希望する企業向けページの開設を2022年度に予定。企業からの社会人派遣受け入れを行っているプログラム、企業からの要望に応えたオーダーメイド型プログラムなどを検索できる機能の搭載、企業側が大学にアプローチできるような仕組み作り、学び直しを行っている企業の事例や企業向けの支援制度などの紹介も行われる予定です。

「個人・企業を問わず、学び直しについて情報収集しようと思ったり、何か迷うことがあったりしたら『まずマナパスにアクセスしよう』と思っていただけるような頼れるサイトを目指しています」(川島氏)

講座や学びのロールモデルが探せる! 充実の機能&コンテンツ

ここからはマナパスの機能やコンテンツについて見ていきましょう。

講座検索

約5,000の講座の中から、「地域」「学費」「分野」「資格」「オンライン講座の活用」「給付金や奨学金などの支援」「土日・平日夜間開講」「デジタル人材養成講座」など、自分の希望に沿った条件で学びたい講座を検索できます。

「マナパスに掲載されている講座は大学・専門学校のプログラムが中心ですが、厚生労働省や経済産業省が認定しており、一定の質が担保されていると考えられる民間企業の実施する講座は掲載しております。民間企業が実施するプログラムに対するニーズも高いと考えられますので、今後、掲載数を増やしていくことも考えています」(川島氏)

いいね機能

プログラムの内容や開講日、定員などの情報をまとめた「講座・課程詳細ページ」の右上に「いいね機能」が搭載され、ユーザーから関心の高い講座が一目でわかるようになっています。

「講座・課程詳細ページ」には、このほかにユーザーが講座の感想などを書き込んで投稿できるコメント機能も実装し、講座に関する情報をユーザーが共有できる仕組みが整えられています。

「気になる講座にいいねを押したり、マナパスマイページに登録いただくと受講した講座にコメントを書き込んだりすることができます。ぜひ活用して、これぞ!と思われる講座の情報を共有していただけるとうれしいです」(川島氏)

特集ページ

特集ページ」では、「地方創生」「女性の学び」「就職氷河期世代」「経済的支援」など、さまざまな切り口で社会的に関心の高いトピックと学びを掛け合わせた情報を掲載しています。例えば2021年に東京オリンピック・パラリンピックが開催された際には、現役引退後に学び直して公認会計士の資格を取得し、起業された元野球選手の事例が紹介されました。

多くの特集ではトピックに関連する講座が紹介されているので、学びたい講座内容が具体的に決まっていない方などは、気になるトピックのページを覗いてみるとよいでしょう。

また、前述の「就職・転職支援のための大学リカレント教育推進事業」(2021年度実施)については、特設ページを設けてプログラム一覧を掲載。プログラムの詳細ページには、その取り組みを紹介するインタビュー記事や受講生の声も掲載されています。

同事業に続いて2022年度に文部科学省が実施する「DX等成長分野を中心とした就職・転職支援のためのリカレント教育推進事業」についても、ここに特設ページの開設を予定しています。これは社会人が大学などでの実践的な教育プログラムを無料または安価で受講でき、就職・転職支援まで受けられるという画期的なもの。興味のある方はぜひチェックしてみてください! なお、特設ページの開設は、本事業のプログラムの募集が実際に動き始める2022年8月以降をめどに実施される予定です。

学びのガイド機能

「学びのモデルを見つけよう」「実践的なプログラムから探そう」「学費等の支援がある講座を探そう」「最新のトピックから探そう」という検索タグから、性別・年代・問題意識などに合わせた学びのモデルや講座を検索できます。学びのモデルの検索タグは「在学生・修了生インタビュー」に、最新トピックの検索タグは前述の「特集ページ」にリンクしています。

「在学生・修了生インタビュー」は、実際にマナパスを利用して学び直しをした方へのインタビュー記事で、200以上掲載されています。「入学した理由」「学んだ内容」「何が得られたか」「オススメ科目」「お金のやりくり法」「1日のスケジュール」といった情報がまとめられており、自分が目指すべき学びのロールモデルを見つけることができます。ここから在学生・修了生が学んだ講座の情報にアクセスすることも可能です。

在学生・修了生の年代や講座ジャンル、受講の目的などの条件を選択して、記事の内容を絞り込むことができます。今後は、学んだことが転職やキャリアアップにどう活かされたか、という学びの成果に関する情報発信も強化していきたいと考えています」(川島氏)

ランキング機能

公開講座や、ビジネス、健康福祉、情報などの分野別に、アクセス数の多い講座をランキング形式で表示しています。ランキングは日々更新されるので、そのとき注目されている講座を一目で把握することができます。

講座検索の取り掛かりとして、どのような講座があるのかをざっくりとチェックしたり、気になる分野の人気講座を調べたりするのに便利です。

動画紹介

社会人の学びに対する教育界・産業界の著名人からのメッセージや、大学・専門学校の学習事例を動画で紹介しています。

「今後は、学びに関するメッセージのみならず、すき間時間や休憩中などに気軽に学べる短時間の無料講座など、動画コンテンツの拡充も予定しています」(川島氏)

目的別マナパス利用ガイド

目的別マナパス利用ガイド」では、「まずは気軽に講座を受けてみたい」「職業に活かせる技能や資格を取りたい」「通学せず自宅などで学びたい」といった目的に合わせてマナパスの使い方を紹介しています。

おすすめプログラムや講座の検索方法から、「昇格・昇級」「転職・復職」といった受講後の効果までをカバー。これから学び直しを始めるという方には特におすすめの機能です。

自分の学びを記録できるマイページ機能を実装!

上記の機能に加えて2021年9月末に実装されたのが、個人の学習履歴を「見える化」し、個々に合わせた情報を提供してくれるマイページ機能。2022年6月現在、以下のような機能が実装されています。

お知らせ機能

大学などの社会人の学びに関するイベント情報や講座の〆切情報などが通知される

学習記録機能

自分の学んだ教育機関、コース、取得資格、受講開始・修了日を記録できる。

レコメンド機能

マナパスの会員登録で入力した住所(地域)・学習分野・就きたい職業などの内容         に基づき、おすすめの講座やイベントに関する学習情報が提供される。

講座閲覧履歴機能

閲覧した講座の履歴が一覧で表示される。

お気に入り機能

関心をもった講座を登録すると講座情報が保存され、簡単にアクセスできる。

コメント機能

講座についてのコメントを投稿し、他のユーザーとの情報共有が図れる。

「政府会議などでも話し合われていますが、これからは個人の学び直した成果をデータ化し、それをどう就職・転職活動などにつなげていくかが重要です。マナパスではマイページの機能をよりいっそう充実させ、社会人のみなさんの学び直しを後押ししていきたいと考えています」(川島氏)

まとめ

「マナパス(学びのパスポート)」という名の通り、同サイトは学び直しと、その先の未来への橋渡しをしてくれる頼れる存在。

実際にサイトを利用した方々からは、

「自分がリカレントプログラムを探すとき、また他人から学びの相談を受けたときにぜひ活用したい」

「オンライン講座を検索できるのはうれしい」

「就職・転職支援のためのリカレント教育推進事業など、国の事業や支援制度を知れるのはうれしい」

「民間企業で社会人向け講座を提供しているので、今後マナパスにも掲載したい」

……といった喜びの声がたくさん寄せられています。

ぜひマナパスを利用して、スキルアップやキャリアアップに向けた一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

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