はじめまして。
岡本匡代(おかもとまさよ)と申します。管理栄養士です。
栄養士養成校の助手だった頃、エゾシカ肉研究で博士論文を書きました。
日常業務と学びの両立がいかに大変か、身にしみて分かっています。

管理栄養士・栄養士の皆さまは
多様な悩みを抱えながら業務に従事していらっしゃいます。
前職時代は、夜になるとときどき、卒業生の方が研究室をそっと訪ねてきたものです。
打ち明けられる悩みごとは、たいてい「人間関係」か「職務遂行力」に関すること。
環境など外的要因は別として、自身の努力でできることは
「端的に的確に伝える力」と「何をおいても基礎固め」と思われました。

あの日の卒業生のような方は大勢いらっしゃると思うのです。
専門職としての学び足しに、このスクールをお使いいただければ幸いです。
最終的に3講座にする予定です。

■□■　開設講座　■□■
1.　管理栄養士・栄養士のためのプレゼンスキルアップ演習(全3回。募集中)
本演習のベースは、前職時代の担当科目です。
「端的に的確に伝える力」を訓練する場を学生さんに提供したくて
既存の情報系科目にプレゼン演習要素をねじ込み、自ら受け持っていました。
受講生はのべ150名くらいになりました。
この科目は評判になり、栄養士会員の方を対象にしたイブニング講座に発展しました。
20～50代の会員さんに対して全4回で行ったのですが
さすが上達がとても早く、3回で十分と思われました。
そこで本セミナーも3回としました。
2.　管理栄養士・栄養士のための基礎栄養学(仮称、準備中)
3.　管理栄養士・栄養士のための研究入門(仮称、準備中)

■□■　スクール講師紹介　■□■
岡本匡代(おかもとまさよ)
博士(農学)。管理栄養士。
専門は食品学、エゾシカ利活用。

●経歴
相模女子大学卒業、岩手大学大学院修了。
前職は短大教員で、26年の間に助手から教授まで一通りの職位に就きました。
退職し、元同僚と2人で、えいようラボラトリ合同会社を開業し、現在に至ります。
企業ミッション「栄養の力を地域社会に届ける」を果たすべく
社内に(公社)日本栄養士会認定栄養ケア・ステーション(機能強化型)を設置しています。

●エゾシカ肉研究で博士号
前職の助手時代、在職したまま大学院に社会人入学し
エゾシカ肉の食品化学的研究で博士論文を書きました。
日常的に狩猟に同行して材料を得、持ち帰っては実験を繰り返しました。
肉の成分特性や季節変動を初めて明らかにし
北海道畜産学会賞(共同)を受賞しました。
その後もエゾシカ肉の介護食研究をしたり(今の共同経営者の修論にもなりました)
エゾシカを教材として授業に多様に取り入れるなど
研究教育職時代はエゾシカ一色でした。
中には感化される学生さんも出現し
シカ給食を実践する栄養士・管理栄養士になりました。
一連の流れが評価され、2023年に行政機関から表彰されました。

●著書、業績など
食品学領域に4冊の著書(共著)があります。
学会誌の査読者も何度か務めました。
講演講師、審査員、アドバイザーなどの経験はのべ数百回あります。
行政機関の有識者会議の構成員経験も数年あります。

●前職時代の担当科目
助手時代はあらゆる実験、実習科目に関わっていました。
講師に昇任してからは基礎栄養学、生化学、生化学実験、解剖生理学実験、食品衛生学実験などを受け持ちました。
准教授になったとき食品学領域に移り、食品学総論、食品学各論、食品学実験などを担当しました。
このほかに給食系の科目も持っていました。