カウンセリングをする上で、最も大事なことは？という問いに、水野先生が答えます。１０チャプターを通しての「基本」となる重要なポイントを学びましょう。
・信頼関係
・Not knowing
・ミラーリング
・Q＆A
　話してくれない人には？
　あまりにも元気のない人には？
・練習しましょう
　＜ケース＞
　50代男性
　昇格試験に落ちて気持ちが沈んでいる

友人との会話などと違って、「カウンセリング」では、「場面設定」が必要です。また、開始時にC Lに伝えておくべきこともあります。具体的に１つずつ、見ていきます。
・場面設定
　時間、場所、オンラインの場合
　キャリアコンサルティングとはどのような場かをお伝えする
・C Cから始める
・C Lから始める
・Q＆A
　申込時の情報がある場合
・練習しましょう
　＜ケース＞
　40代男性
　上司と合わず、転職を考えている

カウンセリングはアセスメントと共に進みます。アセスメントがなければ、当てずっぽう、思いつきの面談になってしまいます。アセスメントし、見立てを持って面談を進めるためのポイントを学びましょう。

・アセスメントとは？
・アセスメントのアンテナを立てる（１）
・アセスメントのアンテナを立てる（２）
・アセスメントのアンテナを立てる（３）
・プロとして必要なアセスメントの視点
・支援すべき課題をアセスメントする問いかけ
　＜モデル＞
　20代　学生
　内定が取れず焦っている
・Q＆A
・練習しましょう
　＜ケース＞
30代　男性
　マネジメントがうまくいかず悩んでいる

話の要点と思われることを見つけて焦点化すると、C Lの話を促進することができ、言語化の援助になります。また、明確化することは、カウンセリング全般にわたって大きな役割を果たします。上手に質問・要約を使って焦点化と明確化ができるよう、学びましょう。

・焦点化とは？
・明確化とは？
・焦点化と明確化のための質問の仕方
・焦点化と明確化を援助する要約の仕方
・練習しましょう
＜ケース＞
　30代女性
　希望の部署に異動できず焦っている

カウンセリングで「気づき」はとても重要です。感情にも行動にも影響を与えます。カウンセラーがC Lの内側からスペースを広げ、気づきを促すスキルを学びましょう。

・気づきを促すことの意味と重要性
・気づきを促す働きかけ(1)
　　視点を変える
　　時間軸を動かす
　　問題が起きている背景について多様な面から考える
　　CCの視点を使ってCLの視点を広げる
　　感情の気づきを促す
・練習しましょう
　＜ケース＞
　　40代女性
　　リーダーに推薦されて悩んでいる
・気づきを促す働きかけ(2)
　　適切なフィードバック
　　適切な解釈
　　バラバラの話から一貫性を見つける
　　対決

モデルカウンセリングを通して、カウンセリングの流れを見ながら、これまで学んだスキルがどのように使われているか、確認しましょう。前半・後半のそれぞれに、水野先生の解説があります。
※モデルは一例であり、「たった１つの正解」ではありません。「自分だったらどうするか」「もっと別のアプローチはあるか」等、考えながらご覧下さい。

＜ケース＞
　40代女性
　昨年育休があけ、育児との両立に悩んでいる

キャリア支援は、最初から最後まで、「意思決定」の支援の連続です。もちろん、カウンセラーが決めるのではありません。C Lが自分で決めて、意思決定の責任を自分で引き受ける覚悟を持って生きて行けるよう、サポートします。

・キャリア支援における意思決定とは
・意思決定の段階
・CLの意思決定をサポートするアセスメントの視点
　キャリア成熟度
　キャリア統合性
・練習しましょう
　＜ケース＞
　50代男性
　定年後のセカンドキャリアについて考えたい
・キャリアガッツを高める働きかけ
・ライフキャリア・マネジメントの視点を養う支援

C Lは、必ずしも、決めたらすぐに行動できるわけではありません。行動化の障害になるものは、いつも存在する可能性があります。それを片付けない限り、行動できません。どのように行動化をサポートするか、学びましょう。具体的なツールもご紹介します。

・行動化を阻害する要因とサポートの必要性
・アセスメント/見立て/具体的な支援
　＜ケース１＞非正規で短期就労を繰り返してきたCL
　ミラクルクエスチョン
　スケーリングクエスチョン
　＜ケース２＞子育てと両立しながら管理職を目指すCL
　アサーション
・ツールの紹介
　未来へのライフスペース
　練習しましょう
　目標の４分割法
・キャリアマネジメントの支援

チャプター１から８までで、カウンセリング「スキル」に焦点を当ててきました。では、スキルさえあれば、効果の高いカウンセリングができるのでしょうか？スキル以外に大切なこととは何なのか、学びましょう。
本チャプターにはモデルや練習はありません。代わりに10項目の自己チェックがあります。

・カウンセラーとしての態度
　純粋性
　共感性
・専門家としての態度
・SVを受ける意味
・自己チェック
・プロセスの専門家であるとは

前編では、面談の最初から最後までのロールプレイングを、解説・字幕なしでご覧頂きます。チャプター１から９までで学んだスキルがどのように使われているか、効果的な使い方になっているか、より良い進め方をするにはどうしたら良いか。メモをとりながらご覧下さい。
　＜ケース＞
　50代女性　フリーランス
　今後の介護を考えると、働き方をどうして行ったら良いか不安

「10 スーパービジョンから学ぶ＜後編＞」では、テロップの解説とともに、水野先生によるスーパービジョンのデモンストレーションをご覧頂けます。

後編では、水野先生によるスーパービジョン形式の解説をご覧頂きます。前編でとって頂いたメモと照らし合わせながらご覧頂くと効果的です。
スーパービジョンを受けたことがない方にとっては、疑似体験して頂く効果もあります。また指導者の方にとっては、「考えさせ、気づかせ、エンパワメントする」指導の方法を学んで頂けます。
　＜ケース＞
　50代女性　フリーランス
　今後の介護を考えると、働き方をどうして行ったら良いか不安

番外編では、チャプター１から１０までで学んできたその先に、どのような可能性があるのか、皆様と共に考えるための材料として収録しています。しっかりとした信頼関係のもと、クライアントの個別な特徴やリソースまで理解した上で、十分なスキル・経験を持つカウンセラーがカウンセリングを行うと、C Lにどのような変化が起きるのでしょうか。

・水野先生によるデモンストレーション
　チャプター10でご覧頂いたロールプレイングの続きです。
　クラアントがより深い気づきを得て変化していく様子をご覧下さい。

・C Lと共に振り返る
　カウンセリングの後、クライアントと共に、振り返ります。