花の知識とスキルを趣味に、仕事に|フラワーアレンジメントについて学ぼう

美しいお花をプレゼントにいただくと誰でもうれしくなってしまいますね。感謝や気持ちを伝えるためのプレゼントとして、花は多くの人から喜ばれます。ブーケや花束ももちろん人気がありますが、フラワーアレンジメントは贈り物として人気が高く、趣味やお花に関する仕事に活かせるフラワーアレンジメントを学ぶ人も増えています。

この記事では、フラワーアレンジメントとはどのようなものなのか、フラワーアレンジメントを仕事に活かす資格の種類などについて詳しく調べてまとめてみました。

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フラワーアレンジメントとは

フラワーアレンジメントとは、生花やプリザーブドフラワー、ドライフラワー、造花などを使って花の構成や配置をデザインして作る装飾品です。花を束ねただけのブーケや花束と違い、給水スポンジなどに花を飾り付け、花瓶などを使わずにフラワーアレンジメントだけで飾ることもできます。

フラワーアレンジメントと生け花の違いは、フラワーアレンジメントが西洋から来た文化であることに対し、生け花は日本に古来から存在しているということです。生け花は花器を使い自宅などで花を楽しみ、花をいける空間を大切にします。一方でフラワーアレンジメントは花を用いた装飾品の意味合いが強く、プレゼントなどにも向いています。

フラワーアレンジメントデザイナーという仕事

フラワー業界で働く人は「フラワーデザイナー」や「フラワーコーディネーター」など、さまざまな肩書きで仕事をされています。民間資格も多く存在し、呼称もそれぞれ違います。今回は、「フラワーアレンジメントデザイナー」について調べてみました。

フラワー業界ではどの肩書きも仕事内容に大きな違いはないですが、それぞれ特色はあるようです。フラワーデザイナーは、アレンジメントの制作から結婚式や式典などでの花を使ったディスプレイなど、広く活躍しています。フラワーコーディネーターは、どちらかと言えば花を用いた空間装飾(コーディネート)が主な仕事内容です。

フラワーアレンジメントデザイナーは、フラワーデザイナーやフラワーコーディネーターよりもアレンジメントの制作に力を入れているようですね。ただ、いずれも肩書きを名乗るために資格取得は必須ではありません。肩書を名乗るためには資格があるか、資格がなくてもしっかりした知識や経験があることがフラワー業界の常識です。

花関連の資格にはどのようなものがあるのか

花関連の資格について、いくつか紹介しましょう。「フラワーアレンジメントデザイナー」は、日本デザインプランナー協会(JDP)認定が認定しており、フラワーアレンジメントデザイナー認定試験を受け合格すると取得できます。

JDPのフラワーアレンジメントデザイナー認定試験はシーンに合わせたフラワーアレンジメントを学び、フラワーショップをはじめさまざまな飾花業界からインテリア関連の業界などで人気の資格です。

日本フラワーデザイン協会(NFD)が認定する「フラワーデザイナー」もありますが、NFDのフラワーデザイナー資格認定試験については、こちらの記事を参考にしてください。

https://college.coeteco.jp/blog/archives/3373/

また、国家検定「フラワー装飾技能士」という技能検定もありますが、こちらは実績がある方が技術を深めて受ける検定ですので、初めての資格・検定には向いていません。

資格は取った方が良いの?

資格が必須ではないフラワー業界で、あえて資格を取るメリットは仕事をする上での信頼性が挙げられます。フリーランスで活躍したい人は、自分で仕事を取ってこなければなりませんね。もちろん実績も大切ですが、資格があった方が信頼性が増すでしょう。

また民間資格でも履歴書に資格を書くことができれば、花屋や結婚式場、ホテルなどでの就職試験の際に有利に働くことがあるかもしれません。資格の保有は、ある程度の知識とスキルを持っている証拠になるでしょう。

通信講座などで取得しやすい資格について

花関連の資格の中から、比較的取得しやすい資格として日本フラワーデザイン協会(NFD)認定フラワーアレンジメントデザイナーについてご紹介しましょう。

フラワーアレンジメントデザイナー認定試験を受験するには

受験資格はなく、誰でも受験できます。試験は年6回偶数月に開催されており、自宅での受験が可能です。受験資格がないため独学で学んで受験することも可能ですが、認定されている通信講座など自宅で学んで受験することもできます。

知識もスキルもこれから身に着けたいという人は、講座を受けてから受験する方が良いでしょう。

https://www.designshikaku.net/syumi/flower/

独学でも学べる?

すでにフラワー業界で働いている人や花の基礎知識やアレンジメントのスキルがある人は、独学での受験でも良いかもしれません。独学で学ぶのが、一番費用を抑えられます。

実際に、どのようなテキストで学ぶ必要があり試験でどのような評価を得る必要があるか不明ですが、JDPホームページにある以下の資格試験内容をしっかりと網羅できていれば良いようです。

フラワーアレンジの基礎、フラワーアレンジメントとは、花材の見分け方、用具の種類、花をケアする、花の取り合わせ、水あげとは

アレンジのテクニック、花材の扱い方、花材の切り分け方、花材のため方、花留め、茎を曲げる、伸ばす、葉に動きを出す、形、色、バランス

ブーケ、リース、コサージュ、グリーンのアレンジ、アレンジの応用、実もののアレンジ、ツルのアレンジ、植物以外でアレンジ、プリザードフラワー、ウェディング

https://www.designshikaku.net/syumi/flower/

通信講座で学ぶとメリットがある

JDPのフラワーアレンジメントデザイナー認定試験に対応する協会に認定されている講座を2つご紹介します。講座を受講するメリットは、どちらも講座終了後に資格の認定がされる試験免除のコースがあることです。

諒設計アーキテクトラーニング

  • フラワーアレンジメントW資格取得講座(試験を受けて合格する必要あり)
  • フラワーアレンジメントW資格取得スペシャル講座(内容は上記と同じだが講座終了と同時に資格認定、試験免除)

https://www.designlearn.co.jp/flower/

SARAスクールジャパン

  • フラワーアレンジメント基本コース(試験を受けて合格する必要あり)
  • フラワーアレンジメントプラチナコース(内容は上記と同じだが講座終了と同時に資格認定、試験免除)

https://www.saraschool.net/syokubutsu/flower/

さらにどちらもJDPのフラワーアレンジメントデザイナー認定試験だけでなく、日本インストラクター技術協会(JIA)のプリザーブドフラワーデザイナーの2つの資格が取得できます。これも大きなメリットですね。

通信講座の費用と学習期間

費用はどちらの講座も試験ありのコースで約6万円、試験免除のコースで約8万円、学習の目安はいずれも6ヶ月(最短2ヶ月)です。費用を抑えたい方は試験ありのコースでも良いですが、受験料が1万円(税込)かかります。

試験の難易度と合格後

試験の合格率や難易度は不明ですが、合格基準は正答率70%以上です。また自宅での試験なので、しっかり学べばこちらも取得し難い資格ではないでしょう。通信講座の試験免除のコースを利用すれば、資格取得は確実です。

合格後に資格認定証と認定カードが発行されます。

資格取得を目的とせず基礎知識を学ぶ講座も

生涯学習のユーキャンの「フラワーアレジメント講座」では、初心者でもフラワーアレンジメントの基本的な知識を学べます。この講座では認定資格があるわけではなく自宅で自由にフラワーアレジメントを楽しみたい方向けです。
学習の目安は12ヵ月で、費用はおよそ4万円です。

https://www.u-can.co.jp/course/data/in_html/548/

取得すると良い関連資格

お花の資格ではありませんが、アレンジメントなどで活かせる資格として、以下のような資格もあります。

  • 色彩検定
  • カラーコーディネーター検定試験®

詳しくは、こちらの記事を参考にしてください。

https://college.coeteco.jp/blog/archives/873/

必須ではありませんが、お花の組み合わせで重要な配色や色の持つ心理的効果などについて学ぶことができます。

また、植物についての基礎知識や園芸、ガーデニングなどを学ぶ公益社団法人 日本家庭園芸普及協会認定「グリーンアドバイザー」も、花屋で鉢植えなどを扱う際はあると良い資格でしょう。

https://www.kateiengei.or.jp/greenadviser/

まとめ

自宅で四季折々の花を楽しみたい、お花をプレゼントとしてさしあげたい、仕事のスキルとして学び活かしたいなど、フラワーアレンジメントを学ぶ動機はさまざまです。花の知識、スキルを学ぶ人はおそらく花が好きだからこそ、暮らしや仕事に取り入れたくて学ぶのでしょう。

好きなことを趣味として続けていく、または好きなことに関する知識とスキルを仕事に活かせたら、毎日がワクワクしますね。お花に癒されたりパワーを与えてもらったり、きっと自分を元気にしてくれるフラワーアレンジメント、勉強することを考えてみてはいかがでしょうか。

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