ふだん自分では手に取ることのない歌人の歌集を、大森先生のフィルターを通して読み、感じることができ、とても有意義な講座でした。 また参加されている皆さんの発言も、考え方のうえで参考になりました。

2024/3/13

大森さんの感性に導かれながら、とりあげられる歌人の作品を全歌集にわたって（！）概観し味わっていく、ゆたかな感性と語彙力で作品ひとつひとつが読み解かれていく、それは90分講義とは思えないほどの充実の内容でした。毎回、多角度からまとめられた驚くほど濃いレジュメは歌論、歌人論にまで及び、付録としてつけられる歌集ごとの数首選はさながら大森さんによるアンソロジーとなっています。 そして、作品との出会いを心底楽しみ、自分とちがうものをおもしろがるという、大森さんの一貫した作品に対する姿勢がなにより深く心に残っています。 ひとりではなかなか読み進めることができなかった歌人、その作品群も講座が終わるころには魔法をかけられたように好きになってしまう、それは世界がひらけてゆくような、ぞくぞくするような、しあわせな体験でした。

2024/3/10

質問の続きです 私は結社に何処にも所属しておりません。 結社に入ったほうが良いと思いますが、どうでしょうか？ それから、大きからぬなき青森人よ　　について後から考えました。 二重否定というのを初めて見ました。 それなら　小さい　などにて言い換えれば良いと思いましたが、其れよりも　大きからぬなき青森人よ　なら　大きくなかった亡き青森人と解釈する人も私を含めて居ると思います 作者の立場ならば、そのように解釈 されることは、青森人の方に失礼になると思います。 それならば　大きからぬなし青森人よ　の方が良いと思います どうでしょうか？ 講習を受けてとても勉強になりました。 ありがとうございました。 また、講習会があれば参加したいと思います 私は、ＮＨＫ短歌を毎週ＮＨＫプラスにて見ています。 先生の週を毎回、楽しみに拝見します 誠にありがとうございました

2024/3/6

最初の講座から参加していますので、今期で11人の歌人を取り上げていただきました。歌を詠みはじめて長くはないので、知らない歌人の方が多く、歌集を読み解くための案内役を大森先生にしていただいたという気がしています。とっつきにくい平井弘や渡辺松男、名前だけは昔から知っている与謝野晶子、若山牧水、いいなあと思っていた河野裕子、永井陽子などを読み解いていただきながら、一人で読んでいてもたどり着けなかったところへ連れて行っていただきました。毎回、耳から聞いているだけだと忘れてしまうことばかりですが、最強のレジメが残っています。これから歌集を読むときにきっと私の宝になると思います。大森先生、ありがとうございました。そして、おつかれ様でした。スタッフの方々、お世話になりありがとうございました。

2024/3/6

「大森静佳とたどる　うたの時空・第３期」のアンケート　　　20240306 前期に続き、今期３人の歌人を取り上げていただき、大変、勉強になりました。 ①アンソロジーを読むだけは、到底得られない内容（その歌人の生き方、短歌、評論など）を精力的にじっくりと講義していただき、一人では得られない質量の知見と、短歌を学ぶことが出来ました。 ②前期、今期の講義を通じて、やはり、個性が大切なのだと思いました。それぞれの時代背景、生活環境の中で、その歌人の個性あふれる短歌が誕生し、大きな短歌の流れができていることを実感しました。（表現が適切かどうかわかりませんが、相当にドロドロしている面もあり、歌人の人間的側面を知ることもできました。今更ではありますが・・・・・） ③自然詠ひとつをとってもこれへの向き方が、歌人ごとに異なる点に大きな興味が持てました。例えば、前期の斎藤茂吉、今期の若山牧水など。 ④各歌人の歌集ごとの大森先生の好きな？注目すべき短歌を付録としていただき助かり、また、興味が持てました。個々の歌人について、今後、更に、深堀りしてまいりたいと思っております。 ⑤今後もこのような講座を是非、実施していただきたく思います。 誠に、有難うございました。

2024/3/6