現代の雇用環境は大きく変化し、社会人にとってキャリア形成や将来に対するビジョンを見据えること、専門性を身につけることはますます重要になっています。リスキリング・リカレント教育の注目度が上がる一方で、何を学んだら良いか、学ぶ手段に迷う人も少なくありません。
特に女性は、結婚や出産といったライフステージの変化に伴い自分のキャリアを見つめ直す機会も多く、生活スタイルに合わせたスキルアップやキャリアアップ、女性にとって学びやすいリスキリング・リカレント教育へのニーズが高まっています。
そこでご紹介したいのが、京都女子大学のリカレント教育課程です。100年以上にわたって女性のための教育を担い、その歴史を現代に生かしたリカレント教育課程を展開しています。
今回は、京都女子大学副学長・地域連携研究センター長 中山玲子氏と学術研究支援部 連携推進課 課長 小椋 幹子氏に京都女子大学のリカレント教育課程について詳しく伺いました。
歴史ある京都女子大学のリカレント教育課程とは
リカレント教育課程が創設された背景
コエテコカレッジ編集部(以下、編集部 まず、京都女子大学のリカレント教育課程が創設された背景を教えてください。
中山 玲子 氏(以下、中山<敬称略>) 京都女子大学は教育理念として「ジェンダー平等の実現に貢献する女性の養成」を掲げており、グランドビジョンとして多様な学生が集まり多様な価値の中で、生涯学び続けることのできる大学を目指しております。
そこで、2018年に本学も高齢化社会に伴う人口減少・日本社会の縮減を突破するという社会的ニーズと、女性が自らの能力を活用して豊かな人生を送ることを支援する女性のエンパワーメントを図るために、100年以上にわたる長年の女性教育の実績に立脚し、リカレント教育課程を開設しました。
きめ細かく「女性が働き続けること」を支援
編集部 京都女子大学ならではのリカレント教育課程の特徴は、どのようなものがありますでしょうか。
中山 特徴としては、「女性の生きる」を見つめてきた女子大学だからこそ実施できるプログラムであるということです。
例えば、ライフイベントの関係で離職せざるをえなかった方々の社会復帰をサポートするなど、コーディネーターやキャリアカウンセラーが女性にとっての「働くこと」の意味を一緒に考え、キャリアアップ・キャリアチェンジのサポート、就業支援をおこなっております。
また、ご参加いただいている女性の方は管理職等色々なポジションの方もいらっしゃるので、そういった方々との交流セミナー等をおこないながら、自己効力感を高めていただくといった活動もしております。
さらに本学は、多くの企業、金融機関や行政との連携を図っており、企業に対して柔軟な働き方を提案するなど、きめ細かく「女性が働く」ことへの支援をおこなっているのが特徴です。
働きながら学べる講座へのニーズの高まり
編集部 京都女子大学のリカレント教育課程に参加される方は、どのような動機でご参加されるのでしょうか?
中山 リカレント教育として最初に始めたのがキャンパス平日通学コースで、2018年に開講しました。これは京都の女子大学としては初めてのリカレント教育課程のコースで、今年度で6年目の実績あるコースです。
このコースは一旦離職したのち再就職したい方や起業を目指す方が対象ですので、長いブランクで就業への不安があり、これまでの生活を見直したい、生きがいを持ちたい、新しい知識を得たい、自分にも何かできるのではないかという思いでご参加される方が多くいらっしゃいます。
一方、働きながら学びたいという要望もあり、いろいろな方にお話を聞いたところ女性は男性に比べて勤務先に研修機会が少ないというお声を多数いただきました。
そこで、キャリアアップを目的としたコースを開設したところ多くの方にご参加いただき、受講後に管理職を目指す方が増えた、という結果となりました。
その経緯を踏まえて、今まで女性管理職が少ないのは女性が管理職を目指したくないのではなく、そういった機会がなかったからなのではないかと、2022年度に女性リーダー・管理職育成コースを開設したところ定員の倍以上の応募がありました。
有名な企業の部長職・課長職の方や管理職候補の方からも参加の要望があり、ビジネス知識をつけて自信を持ちたいと考える方が非常に多いと感じております。
育休中に新しい知識を身につけたい、現在の仕事に役立たせたいなど、生活背景によって動機は多様化しておりますが、学びたいというニーズは年々高まっています。
女子大学だからこそできる、女性が社会で輝くための学びの場
編集部 女性リーダー・管理職育成コースはかなりキャリアがある方も来られるとのことですが、そのキャリアには幅があるかと思います。そういったメンバーでプログラムを遂行して行くことの難しさはありますでしょうか?
小椋 幹子 氏(以下、小椋〈敬称略〉) おっしゃる通り、既にかなりキャリアを積んでいらっしゃる方もいれば、管理職ではないポテンシャル層の方もいらっしゃいますし、業界もバラバラです。
ですが、対面でのグループワークやディスカッションになると皆さん非常にチームワークが良く、わからない用語や業界の基礎知識をわかる方が教えたりと、とても盛り上がっていました。
皆さん傾聴の姿勢がありお互いをリスペクトし、非常に意見の交換がしやすかったとおっしゃっていただいていたので、良い意味でお互い刺激し合って成長していけるような環境だったようです。
編集部 これは女性同士、女性ならではの雰囲気ということでしょうか?
小椋 皆さん「男性社会でどう活躍していくか」のような共通の問題や悩みを抱え、女性同士の仲間意識が芽生えていたようです。これは、女性参加者のみの雰囲気だと思います。
また、皆さん「安心して学べた」ともおっしゃっていて、女子大学ならではの心理的安全性も担保されていたのではと思っております。
幅広く人気を集める京都女子大学のリカレント教育
幅広い年齢層に人気
編集部 実際に学びに来られている方は、どのような年代の方が多いのでしょうか?
中山 昨年開催されたキャンパス平日通学コース、女性リーダー・管理職育成コース、文系女子のためのDX入門(今年度の開講なし)の3コースの統計ですが、40代を中心に30代・50代の方が多く、平均年齢は、平日キャンパス通学コースが47.3歳、女性リーダー・管理職育成コースが41.7歳、文系女子のためのDX入門が40.6歳でした。
20代、60代の方もいらっしゃいましたので、幅広い年齢層の方が来られています。
半数以上が京都市以外から通学、近畿圏外からの通学生も多数
編集部 対面での講義や演習が多いので、どのコースも近隣から来られている方が多いのでしょうか?
中山 先ほどと同じく3つのコースの統計ですが、京都市内から通学されている方は全体の4割弱です。京都市以外で京都府内から来られていた方が1割強ですので、京都府全体でみても約半数でした。
京都府以外では大阪府、滋賀県が多く、次いで兵庫県、奈良県から通ってこられる方もいらっしゃいましたが、中には近畿圏以外から、広島や東京から通われた方もいます。
特に女性リーダー・管理職養成コースは東京からの方は「2週間に1回なら交通費を払ってでも学びたい、それだけこのプログラムは通う価値があるから」とおっしゃっていただき、遠くからでも受講していただいていたようです。
ブランクのある方、起業を目指す方向けのキャンパス平日通学コース
キャンパス平日通学コースの概要
編集部 では、2023年度に開講される2つの講座について、詳しくお聞かせください。まずはキャンパス平日コースについてお伺いできますでしょうか。
中山 このキャンパス平日通学コースは、平日に週2〜3日開かれる大学の講義室での講師による対面授業とオンライン・オンデマンドを組み合わせた、きめ細かな指導が特徴です。
ライフキャリアデザインやパソコン、簿記など実務的な幅広い学びに加え、学部授業を学生と一緒に受けていただきます。こうしたリカレント独自科目や学部授業の中から自由に選択し、教養からビジネスに必要なスキルまで効率よく学べるプログラムになっています。
また、就業支援のためのキャリアカウンセリングや就業イベントもおこなっております。
120時間の履修証明プログラムで定員は20名、今年度の募集は7月1日〜8月28日で、開講は2023年10月2日〜2024年2月28日までとなっています。
受講生の「学びたい欲」を掻き立てる魅力的な講座の数々
編集部 実際にどのような科目を勉強されるのでしょうか?
中山 キャリア形成科目と教養科目を学び、成果報告会をおこなっています。
表で示したような科目があり、この中でライフキャリアデザインは非常に有用性の高い科目ですので、1時間は学長からのお話を聞ける授業もあり、必須になっています。
このほかにもさまざまな科目があり、これらは3科目以上選択必修となってはいますが、実際はほとんどの方が受講されています。ですので、120時間の履修証明プログラムではありますが150〜160時間履修されている方が多いようです。貪欲に勉強されている方が大勢いらっしゃいます。
また教養科目は在学生と一緒に受講できます。
編集部 120時間以上学ぶ方が多いというのは、素晴らしいですね。
厚生労働省の専門実践教育訓練給付金の対象に
中山 他のコースは文科省の補助事業の対象となり参加費用がかからないものもありますが、このコースは有料となっています。
有料ではありますが人気や満足度も高く、文部科学省の職業実践力育成プログラム(BP)の認定を受け、厚生労働省の専門実践教育訓練給付金の対象講座となっているため終了後最大で70%費用がハローワークより支給されます。
企業の管理職・リーダーを目指す方向けの女性リーダー・管理職育成コース
昨年度文科省の補助を受け非常に高い評価を受けたコースが今年度から独自プログラムとして開講
編集部 次に、女性リーダー・管理職育成コースについてお伺いします。
中山 こちらの女性リーダー・管理職育成コースは、昨年度文科省の委託事業として開講した際に、非常に人気が高く受講いただいた方々からも高い満足度をいただきました。
リーダーシップの向上などの有用性でご評価いただき、参加者の所属される企業へのヒアリングでも受講された方の意識の向上が目覚ましく、今後も開催してほしいという要望がありました。
さらには文部科学省の委託事業の報告の有識者会議でも、完成度の高いプログラムであると高い評価を受け、ぜひ企業へのアプローチをしてほしいというお言葉をいただきました。
これらのことを受けて今年度から本学独自プログラムとして自走化し、有料での開講となりました。
女性リーダー・管理職育成コースの概要
中山 このコースは企業で働く女性が対象となっておりますので、昨年同様2週間おきに対面講座中心の土曜日開講で、働きながらでも通いやすいコースとなっています。
授業は本学に通っていただき、オンデマンド・対面のディスカッションや演習形式を多く取り入れた実践的な講座です。
こちらは定員が25名で、60時間の履修証明プログラムになっています。こちらも今年度の募集は7月1日〜8月28日で、開講は2023年10月14日〜2024年3月23日までとなっています。
完成度が高いと評価されたプログラムの内容
編集部 どのようなことを学べるコースなのでしょうか?
中山 具体的には、ガイダンスとして自分を振り返ってご自身のキャリアをデザインしていくキャリアデザイン、リーダーとして必要な部分としてジェンダーダイバーシティーをまずは学んでいただき、オンデマンドと対面で以下の表のような科目を学びます。
演習科目も数多く取り入れており、これらを学んだ後に対面での卒業演習が必須となっています。
こうした対面での演習が昨年は非常に効果的に作用していたようです。
リカレント教育を受けることでの変化
受講後は満足度が高く、キャリアへの有用性も高かったと評価
編集部 受講後の反響は、どのようなものがありましたでしょうか?
中山 全てのコースで役に立ったとキャリアへの有用性を肯定する意見が95〜100%を占め、高い評価をいただきました。また、プログラム全体への満足度としても、90〜96%の満足度を得ることができました。
特に女性リーダー・管理職育成コースは8割以上が大変役に立った、満足度も6割以上が大変満足と高いご評価をいただいております。
女性リーダー・管理職育成コースはリーダーシップ力を「ある一定の目標達成のために個人やチームに対して行動を促す力」と定義し、受講前と受講後でお聞きしました。受講前は自信がなかったと答えた方が約半数でしたが、受講後はかなり自信がついたとお答えいただいた方が19%、自信がついたとお答えいただいた方が70%と、リーダーシップ力の大きな向上が見られます。
これは、グループディスカッションなどの演習科目を多くやってきた成果ではないかと考えております。
社員の意識や行動が組織貢献、キャリアに対してプラスに変容
編集部 女性リーダー・管理職育成コースの満足度が高いとのことですが、具体的にどのような反響がありましたでしょうか。
中山 受講後のアンケートで満足度が高い理由を自由記述で書いていただいたところ、
・自分の学びたいこと以上に、知るべきことを知ることができた
・リーダーシップについて実践的な手法も学べ、自身のリーダーシップについて内省し、今後の変容と成長するきっかけをいただいた
・男性が多い業界、会社の中でキャリアを築き上げていくことに不安しかなかったが、背中を押してもらえた
・年齢はさまざまであるが、リーダー・管理職を目指す同志に出会えた
・学習内容の充実さと講師のレベルの高さにより、大変学びの多いコースだった
このようなご意見をいただいております。
また、受講生が所属する企業へのヒアリングをおこなったところ、プログラムに参加した社員の「成長が著しい」「意識の変化に驚いている」「本プログラムだけでなくキャリア相談が社員のキャリア開発へプラスに働いた」など社員の意識・行動が組織貢献へプラスに働いているとの評価を受けました。
編集部 なるほど。充実した内容のカリキュラムが高い満足度に繋がっていることが伺えますね。
受講後の就職やキャリアアップ・キャリアチェンジに貢献
編集部 実際にプログラムを受講された方から、実際に就職につながった、キャリアアップに繋がったなどのお声はありますでしょうか?
中山 就職率はその年に開講しているコースの平均で毎年統計をとっていて、このような結果となっています。
平日通学コースの方々からは、学び直しが人生を見直す機会になった、スキルアップすることで自信がついたというお声をいただいております。
40代、50代の方は学生の頃にパソコンスキルを学んできていない方が多いので、例えばPowerPointを使ったプレゼンの経験が自信に繋がった、簿記など実践的なスキルを学べたことが役立った、再就職に繋がったという声もありました。
また、就業者で過去受講された方に追跡調査したところ、本来就きたかった部署に異動になった、昇格したなどの回答がありました。
小椋 今年のコースを受講された方の中でも、一般職から総合職へ転換されたり、営業職から自分が目指していた人材開発部に抜擢されたり、社内でのキャリアアップに繋がる事例が多数あります。
「学び重ね」に繋がる風土を醸成
中山 更に、どのコースでも、共に学び切磋琢磨できる仲間に出会えたのはこれからの大きな財産であるという声も多数聞かれます。
自分だけが悩んでいるのではなく、皆同じような悩みを抱えていることがわかり共感し合えるので、終了後も連絡を取り合って互いに勉強を続けている方々も大勢いらっしゃいます。
また学ぶ楽しさを覚えて他のリカレントコースや大学院に入られたり、そのように学び続けることを私たちは「学び重ね」と言いますが、学び重ねを続けていく方も多数いらっしゃいます。
お互い刺激し合いながら学び重ねを続けていけるような環境に身を置くことは、人生にとって大きなプラスになるのではないでしょうか。
編集部 学び重ねていけるような風土が醸成されているのですね。大変素晴らしいです。
2023年度に限り無料で受講できるマネジメント力入門コースも
小椋 2023年度は新たな講座が開設されます。京都女子大学・日本女子大学・福岡女子大学が連携したオンライン・オンデマンドの講座「マネジメント力入門コース」が開講されることになりました。
文部科学省の令和5年度「女性の多様なチャレンジに寄り添う学びと社会参画支援事業」実証事業及び普及啓発事業として開講するため、本年度に限り受講料が無料です。
女性がリーダーとなって、企業だけでなく地域活動などさまざまな場面で活躍できるよう、自信を持って新たな一歩を踏み出すためのマネジメント力をオンデマンドの学習と実践的なグループワークを組み合わせて学んでいただけます。
土曜日に実施されるリモート講義とオンデマンド授業を組み合わせているので、働く女性でも受講しやすいような構成になっております。
学ぶ内容は以下の表の通りで、対面やリモートによる個別相談会も開催しておりますので、お気軽にお問い合わせいただけたらと思っております。
https://rccp.kyoto-wu.ac.jp/rccp/recurrent/index_M.html
京都女子大学リカレント教育課程の今後の展望
編集部 京都女子大学のリカレント教育課程の今後の展望についてお聞かせください。
中山 本学としましては、女子大学における女性のためのリカレント教育を非常に重要であると考えております。
ジェンダー平等を実現するためには、さまざまなステージの方々にマッチしたリカレント教育を本学で担い、受講者の方がそれぞれの立場で社会貢献に繋げて活躍していってほしいという願いがあります。
リカレント教育に関しては、他大学の卒業生の方も広くご参加いただけますので、今後も女性のキャリアデザインや社会貢献のお役に立てるようなリカレント教育を、ますます拡大させていきたいと考えています。
小椋 政府も、リカレント教育・リスキリングに対して大学というリソースを活用して進めていこうという動きがあります。
本学は100年以上女性をエンパワーメントしてきた女子大学ならではの特性がありますので、引き続き女性のための社会課題と合致したコンテンツを提供していきたいと思っております。
学ぶことによりネットワークと知見が広がり、自信もついて、自己効力感を上げてご自身が目指すキャリアを実現できるようなプログラムを提供していけたらと考えております。
これからキャリアを考え直したい、学び直したいと考える女性の方へのメッセージ
編集部 最後に、これからキャリアを考え直したい、学び直したいと考えている読者に対して、メッセージをお願い致します。
中山 修了生から、受講しようか迷っていたが受講後に本当に自分の人生が変わった、というお声を多数いただいております。
本学のリカレント教育は6年目ですが、ぜひ一歩を踏み出していただいて、本学の女性のためのリカレント教育を受けていただけたらと思います。
小椋 キャリアについて自信のない方・迷っている方は大勢いらっしゃると思いますが、年齢は全く関係ありませんので、リカレント教育課程にチャレンジして学び重ねをしてみてください。
そういった皆さんをサポートする体制として、京都女子大学ではキャリアカウンセリングをはじめ、コーディネーターが皆さんお一人お一人のお話を聞けるような体制を組んでおりますので、安心して学べるかと思います。
同じような志を持った仲間との出会いもありますので、ぜひリカレント教育課程にご参加ください。
【中山 玲子】
1983年3月 京都大学大学院農学研究科食品工学専攻博士課程修了、農学博士、京都女子大学名誉教授
1990年4月~京都女子大学食物栄養学科教員として30年在職、2020年3月 定年退職、同年6月 京都女子大学名誉教授称号授与、2020年6月~京都女子大学特命副学長・地域連携研究センター長、2021年4月~京都女子大学副学長、2022年4月~女性のためのリカレント教育推進協議会会長(現在に至る)(令和5年7月1日現在)
【小椋 幹子】
1995年3月に京都女子大学文学部卒業後、大学職員として勤務。
図書館、教務課、学部事務課、新学部設置準備室、入学センター、地域連携研究センター主任を経て、現在、京都女子大学学術研究支援部 連携推進課課長。リカレント教育課程立ち上げから携わる。リカレント教育課程の科目「人的資源管理」担当。
プライベートでは、働きながら大学院に通い、MBA(経営学修士)、博士(技術・革新的経営)を取得。科研費も採択され、仕事、家事、育児、研究の4立(りつ)生活を奮闘中。(令和5年7月1日現在)