ネイリストの資格とは?センスを活かして美容業界デビュー

指先のおしゃれとしてネイルを楽しむ方は多く、最近ではInstagramでデザイン性の高いネイルの写真をアップして、インフルエンサーとして活躍する方も少なくありません。

そのプロフェッショナルであるネイリストですが、実は資格が必要なく、誰でもなることができるんです。さらに、資格を取ればスキルの証明に繋がり、就職しやすくもなります。在宅でサロンを開くことも夢ではありません。

この記事では、ネイリストの資格、概要、取得方法について説明していきます。

ネイリストになるには

ネイリストには美容師等のように国家資格がありません。そのため、他業種から美容業界に転職したいという方には比較的挑戦しやすい仕事といえるでしょう。

求人を見ても、未経験・無資格可の場合も少なくなく、経験がなくても採用されやすいようです。すぐにチャレンジしたい!という方は、そういった求人に応募して、ネイリストの世界に飛び込んでしまうのも手かもしれません。

また、日本のネイルはアジアで人気があり、観光客にも人気です。そのような背景からネイル市場は年々拡大傾向にあり、ネイリストの需要は高いといえるでしょう。

ネイリストに向いてる人は?

ネイリストの適性は色々ありますが、中でも大事なのは人と話すのが好きなことです。ネイリストは基本的に接客のお仕事です。お客様が求めるネイルを施術するためには、どれだけコミュニケーションが取れるかがポイントになってきます。

また、手先が器用な人もネイリストに向いています。小さい爪を道具を使ってケアしたり、細かい模様を入れたりと、繊細な作業が要求されるため、手先が器用であることは大きなアドバンテージになります。

ネイリストは施術の間ずっと同じ体勢でいることが多く、体力的にもきつい仕事なので、体力に自信がある方も向いているかもしれません。

とはいえ、一番はネイルを好きな気持ちが大切だと思うので、ここに書いた適性に当てはまらなくても、諦めないでくださいね。

ネイリストの資格はあるの?

無資格でもネイリストにはなれますが、プロで活躍されているネイリストは民間資格を取得している方が多いです。

中でも有名なのはJNECネイリスト技能検定試験JNAジェルネイル技能検定試験の2つ。どちらの資格も一番下の級は義務教育を修了した方なら誰でも受験できます。

JNECネイリスト技能検定試験

ネイリスト技能検定試験とは|公益財団法人日本ネイリスト検定試験センター
公益財団法人日本ネイリスト検定試験センターのホームページです

公益財団法人日本ネイリスト検定試験センターが実施するネイリストの認定資格。

3~1級に分かれていて、上の級を受けるためには1つ下の級に合格する必要があります。どの級にも筆記試験実技試験が課されます。

札幌、盛岡、東京、名古屋、新潟、金沢、大阪、広島、高松、福岡、沖縄の全国11会場で、通常は全国の年4回開催。

受験料は3級6,800円、2級9,800円、1級12,500円。

JNAジェルネイル技能検定試験

JNAジェルネイル技能検定試験 | NPO法人 日本ネイリスト協会

NPO法人日本ネイリスト協会が実施しているジェルネイルに特化した認定資格。

初級、中級、上級の3つに分かれて、上の級を受けるためには1つ下の級に合格する必要があります。また、上級のみ筆記試験がありません

札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡の全国7会場で、年2回開催。

受験料は初級9,000円、中級12,000円、上級15,000円。

学習方法

独学の場合

ネイルの資格は実技試験が課されるため、未経験かつ独学での勉強は容易ではありません。しかし、ネイリスト技能検定の3級やジェルネイル検定の初級は、独学で合格したという方をネット上で複数見かけるため、決して不可能ではないようです。ネイルの資格は道具にもお金が掛かるため、できるだけ費用を抑えたい!という方は独学で頑張ってみてもいいかもしれません。

こちらのさぁこさんは、独学でネイリスト検定3級の実技試験を乗り越えた勉強法についてブログで語っています。

こちらのaikomさんはジェルネイル検定初級の筆記対策について紹介しています。

ジェルネイル検定初級の筆記はどこを勉強する?過去問ってないの?
ジェル検初級の筆記試験勉強、お疲れ様です!aikomです♪先日、スクールにて筆記試験と実技試験を受けてきましたので、「筆記ってどこを勉強したらいいんだろう?」とお悩み中のあなたにちょっとだけアドバイスさせていただきますね。

各資格ごとに公式テキストや問題集、DVDが出版されているので、独学の場合はそれらを手に入れるといいでしょう。

ネイリスト検定はこちら!

ジェルネイル検定はこちら!

また、公式のDVDだけでは分かりにくい実技の対策としては、YouTubeがかなり参考になります。試験時のテーブルセット等の検定対策動画を上げている方が多いため、自分の受験する級にあった動画を探してみるのをおすすめします。

スクールや通信教育の場合

多くの人が選ぶのはネイルスクールでの勉強です。直接先生に教わるため、ネイル技術がしっかり習得できます。コースや学費は学校によって異なり、学校によっては仕事を続けながら通学できる、夜間や土日のコースが設置されていることもあります。自分にあった学校を探しましょう。

また、JNA認定校だとジェルネイル検定が校内受験できるというメリットがあります。認定校はこちらから探せるので、自分の通いやすいスクールがあるか探してみてもいいでしょう。

認定校 | NPO法人 日本ネイリスト協会
認定校 JNA認定校 新型コロナウイルス感染症拡大防止に対応するためのJNA認定校の営業状況については、各教育施設のホームページ、SNS等でご確認ください。

通信教育だと、ユーキャンたのまな、各ネイルスクールなどが講座を開設しています。講座によって差はありますが、費用は15万円~40万円程度で、人によって差はあるものの、大体半年~1年で取得できるようです。

独学に比べて料金は高くなってしまいますが、自分だけでは少し自信がない!早く技術を身につけたい!という方は通信教育やネイルスクールがおすすめといえるでしょう。

試験内容

内容については各サイトに詳細が記載されていますが、ハンドモデルを用いた実技試験と、衛生や歴史等のネイルの知識を問う筆記試験が課されます。

実技試験はテーブルセットや使用する道具のブランド等細かく指定があるため、試験要綱を読み込むことがポイントです。

合格率・難易度

日本ネイリスト検定試験センターのサイトによると、ネイリスト技能検定試験の合格率は3級が84.17%、2級が40.88%、1級が37.33%になっています。ジェルネイル技能検定試験も同程度の合格率とされているため、難易度としては妥当といえるでしょう。

気になる合格ラインですが、ネイリスト検定の筆記試験は100点中80点で、実技試験は50点中38点と双方やや高め。実技の対策だけに気を取られて筆記で落ちてしまった!なんてことがないように、筆記の対策もしっかりしましょう。

まとめ

ネイリストには資格が必要なく、美容業界の中でも未経験でもチャレンジしやすい仕事です。さらに資格を取得すれば技術の証明に繋がり、円滑な就職に繋がるでしょう。

とはいえ、ネイルはセンスの世界です。資格の勉強を続けるのとは別に、自分のセンスを磨き続けることも忘れないようにしましょう。

しっかりネイルを勉強してみたい!美容業界にチャレンジしてみたい!という方は、一度検討してみてはいかがでしょうか?

タイトルとURLをコピーしました